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ドイツの気候

はじめて渡独された際、ドイツの住居や事務所にエアコンがなく、その代わりに、充実したセントラルヒーティングの設備に気づかれることと思います。そこからも判りますように、ドイツの夏は過ごしやすく、冬は厳しい気候が特徴です。ドイツにも日本のように四季がありますが、ドイツ国内だけを見ましても、下記のような気候の大きな差がみられます。

ドイツ西部(デュッセルドルフやフランクフルトなど)は、夏は過ごしやすく、冬は雨の日が多いです。
ドイツ東部、及び南東部では、四季間での温度の変化が大きくみられます。ベルリンなどでは、夏は猛暑となり冬は寒さが厳しいことも多くみられます。

ドイツ北部では、北海やバルト海の影響を受けた気候となります。北海付近の地域、例えばハンブルグなどでは、夏は雨が降りやすく、秋冬は嵐が多く起こります。

ドイツ南西部(シュトゥットガルトなど)は、年間を通して過ごしやすい気候です。年間平均気温も国内で最高となります。
ミュンヘンがあるドイツ南東部では雪が多く寒い冬、そして乾燥した夏が特徴となります。

山岳地帯では、冬は厳しく積雪量も多く、スキー旅行に最適です。

ドイツ人にとっても、ドイツの変わりやすい気候に合わせた服装を考えるのは容易な事ではありません。そこで、でてくるのが“玉ねぎルック”といわれる何層にも重ね着をする着方です。多く重ね着をする事で、その時の気候に最も合った服装で快適に過ごせるのです。
そして、小さな折りたたみ傘もお持ちになれば、ドイツの気候対策は万全です。


南ユリア

 

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