お役立ちコーナー

ドイツへの再入国のご注意点 (日本への一時帰国後)

皆さん、こんにちは。そろそろ大変だった2020年が終わります。
ドイツ人はクリスマスは家族と共に過ごします。皆様も年末に家族と一緒に過ごすため、日本への帰国を考えている方が多いのではないでしょうか?

日本に帰国した際、日本での14日間の隔離がある事は既にご存知だと思いますが、ドイツへ再入国される場合は、注意しなければいけない点があります。

ドイツでコロナウイルスの危険地域 に指定されていない場合、ドイツへの入国は可能でございます。
日本は現在、ドイツでのコロナ危険地域 国ではありませんが、ドイツへの入国は制限されています。ドイツからの日本への入国制限が厳しくとられている関係とも考えられています。

2020年11月25日現在、

  1. ドイツの滞在許可・ビザがある方
  2. ドイツの国籍・滞在許可がある方の配偶者
  3. 専門職 (書類が整っており、連邦警察の承認がある場合)
  4. 学生の方(書類が整っており、連邦警察の承認がある場合)

の入国が可能でございます。

ドイツの滞在許可があり、日本へ一時帰国される場合の注意点は以下の通りです。

日本への帰国する前:

  1. 現在の滞在許可の有効期限を確認しましょう。
    >>ドイツに帰る際に、滞在許可の有効期限が切れている場合、ドイツへの入国ができなくなる可能性があります。
    >>有効期限が切れてしまう場合は:
    a) 外国人局から手に入るテンポラリービザ(Fiktionsbescheinigung)を準備しましょう。
    b) 滞在許可の延長の申し込み済の証明書を持って行きましょう。
    c) 現在の滞在許可のコピーをドイツの連邦警察にメールし、ドイツへの入国の問い合わせしましょ う。 必要な書類は以下の通りです。
  2. 証明書を準備しましょう
    • 現在の滞在許可とパスポート
    • 住民登録の証明書Meldebescheinigung
    • 賃貸契約の証明書Mietvertrag
    • 労働契約・あるいは、駐在契約 (英語・ドイツ語)
    • 配偶者による滞在許可であれば(ご家族が入国される場合)、戸籍謄本と配偶者の滞在許可コピー
  3. 日本が危険地域に含まれた場合
    • ドイツで隔離になる可能性がありますので、食材と飲み物を用意しましょう。

       

日本滞在中の注意事項:

  1. 現在、日本は危険地域 として扱われていませんが、日本でもコロナの感染者が増えているため、危険地域のリストに入っているか、以下のリンクを常に確認するようにしましょう。
    www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Risikogebiete_neu.html
  2. 日本が危険地域 に含まれている場合、以下のリンクより登録をし、印刷したものを、搭乗する際に提出することが義務付けられています。
    www.einreiseanmeldung.de

ドイツへの帰国の際:

  1. 入国審査の際、 再入国のため準備しておいた書類を提出しましょう。
  2. 日本がコロナ危険地域に指定された場合、10日間(隔離期間は州による)の隔離となります。
  • 入国した際に、最寄の保健所に登録しましょう。下記リンク内に郵便番号を入れることで、お近くの保健所を検索できます。
    tools.rki.de/plztool
    お名前・国籍・ご住所・メールアドレス・電話番号・ドイツに入国する前の滞在地
    の情報を知らせましょう。
  • 陰性 のPCR検査 でも、隔離は最低5日間となります。
    PCR検査 の結果を最寄の保健所とwww.einreiseanmeldung.de に知らせましょう。
  • 隔離は10日間で通常終了しますが、隔離終了後再度PCR検査 を保健所より求められる場合があります。電話番号116117より、PCR検査 を受けられる場所を確認することができます。
  • 隔離の間、風邪の症状がある場合は(熱・咳など)、主治医に知らせPCR検査 を受けます。

2020年は色々大変でしたので、年末は日本のご家族と一緒に楽しくお時間お過ごしになられれば、嬉しいです。
スムーズにドイツへ再入国するため、以上の点をご注意下さい。
皆様、時節柄ご自愛ください。

南ユリア

<< 前のページに戻る